2016年2月14日
これって皮膚科ですか?
外来診療をしていると、看護師や受付スタッフからこう聞かれることがよくあります。
「○○の患者さんが来てるんですけどこれって皮膚科ですか?」
例えば、口内炎、爪が割れた、まぶたが腫れたなどなど、、
こんなとき何科をかかればいいのか、迷うことがありますよね。
正解は…これらすべて皮膚科で診療しています。
頭のてっぺんから足の先まで、耳、鼻、口、外陰部なども含めて器具を使わずに肉眼で見えるところは全て皮膚科で扱うことになっているからです。
具体的には
全身の皮膚
まぶた、耳介、鼻腔(目で見える範囲の)
口唇、舌、歯肉、頬粘膜など
陰部、肛門周囲
爪、髪、毛
耳鼻科や眼科、歯科、婦人科などと重なる領域もありますが、目で見えるところに異常がある場合にはまず皮膚科にかかるとよいと思います。
かゆみなどの一般的な皮膚症状だけでなく、ちょっとしたすり傷や切り傷、やけどなども皮膚科の得意とするところです。
その他、皮膚のしこり、できものも皮膚でみます。ちょっとした手術も行います。
また花粉症、金属アレルギー、かぶれ、食物アレルギー、じんましんなどに対する各種アレルギー検査も皮膚科で行ってます。
一口にアレルギー検査と言っても、その種類によっていろいろな方法があります。
アレルギー検査については次の機会に詳しく述べたいと思います。