2017年2月11日
学会
今日は日本皮膚科学会主催の学会に参加するため、横浜のみなとみらいまで出掛けてきました。
勤務医の時には、診断が難しい症例や治療がうまくいかない症例を先輩医師や友人医師に相談することもありましたが、
開業してから、いつもひとりで診療するようになると、誰かと医学的なことを話したり、議論したりする機会がめっきり減ってしまいました。
常に自分のペースで診療できることは利点でもあるのですが、ともすれば、視野が狭くなってしまう(そしてそれにすら気がつかない)危険があると思います。
新しい治療法や薬の情報から取り残されているんじゃないか…
知らず知らずのうちに独りよがりの診療をしてるんじゃないか…
間違いに気がつかないまま漫然と患者さんを診ていたりしていないだろうか…
開業してからそんな風に考えることが増えました。
特に何もしなくても、周りから勝手に情報が入ってきていた勤務医の時より、今の方が、意識的に情報を集めたり、積極的に学会に参加するようになったのは、そんな不安からかもしれません。
そういう意味で学会やセミナーは、自分の知識をアップデートする良い機会です。
ちなみに今日は当院の診療で使用している、エキシマライト(紫外線治療)や、脱毛症の話、しみ治療に使うデルマトロンの話、そしてアレルギーやパッチテストの話を聞いてきました。
いま外来でみている患者さんの顔を思い浮かべながら聞いていると、診療に役に立ちそうなアイディアやヒントがたくさんありました。
早速明日から日常診療に取り入れていきたいと思います。