2018年10月16日
「しみ」を保険内で取りたい・・・
当院は保険診療である一般皮膚科と、美容皮膚科の両方をあつかっています。
そのせいか、
「しみ」を保険内で治療してほしい。
というご相談を受けることがあります。
しかし、残念ながら
美容目的の治療はすべて健康保険の適応外です。
「「しみ」は病気ではありませんので、保険は使えません。原則として、すべて自費診療になりますよ」
とお答えすると、「知り合いが保険でしみを取ってもらったと聞いたので・・・」
とおっしゃる方もおられます。
「しみ」であれば、全国どこのクリニックや病院でも保険適応外になると思われます。
もし「しみ」を保険内で加療されたとしたら、以下のような場合が考えられますね。
・「しみ」ではなく「あざ」の治療
⇒ 健康保険でQスイッチレーザーを受けられます☺
・「しみ」ではなく「いぼ」の治療
⇒ 健康保険で液体窒素による治療を受けられます☺
・ほくろやいぼのような黒っぽいできものに対する外科的切除
⇒ 健康保険で手術を受けられます☺
・ 炎症後色素沈着に対する内服治療
一般に「しみ」と言われるものの中には、「あざ」や「いぼ」が含まれてきますので、
もし保険で取ったとすれば、それは「しみ」ではないものだった可能性が高いです。
その「しみ」が本当に「しみ」なのか
別の疾患なのかは、診察で判断できますので、
保険が適応される場合は保険内の治療をさせていただいております。
紫外線や加齢が原因でできた「しみ」に対しては、保険適応外ですが
外用剤や、IPL、Qスイッチレーザーなどのメニューを提案しております。