ブログ|習志野市の奏の杜すずらん皮膚科|津田沼駅南口徒歩8分

しみの外用療法 (トレチノイン) 

久しぶりのブログです。

 

当院ではシミに対して

Qスイッチルビーレーザー

IPL(フォトセラピー)

の治療を行っております。

これら照射系の治療以外に当院で人気のある

ぬり薬を使ったシミの治療のお話しをしたいと思います。

 

レーザーが1回でぺろんとシミが取れるのに対して

ぬり薬によるシミの外用療法は時間がかかるので、少々治療としては地味ではあるのですが

  • おうちでゆっくりシミをうすくしたい方、
    
    絆創膏を貼るのが難しい方、
    
    まわりに知られず徐々にシミ治療をしたい方
    
    シミが薄くてレーザーに反応しない方

には非常に良い方法かと思います。

 

 

さてここまでが前置き。

私、先週よりしみの外用をはじめました。

 

外用療法には

トレチノイン

ハイドロキノン

の2種類の薬を使います☆

 

わたしが始めたのは

トレチノインクリーム

          使うのは3~4年ぶり。前は後述するレチノイド反応に挫折してやめてしまった・・・

本当は2種類の薬でシミをやっつけたいところですが、

          トレチノインでメラニンを追い出し、ハイドロキノンでメラニンの生成を抑えるのがしみ治療の柱

私、ハイドロキノンは昔からかぶれて使用できません😢

 

ハイドロキノンは美白剤ですが、トレチノインは少し違います。

トレチノインは、ビタミンA誘導体でメラニンの排出を促すものです。

トレチノインの効果・・・古い角層をはがし、皮膚の生まれ変わり、新陳代謝を促進。ターンオーバーを早める働き。そのため、しみだけでなく、小じわ、皮膚のキメ、にきび・にきび跡、毛穴の開き、オイリー肌、くすみの改善、にもはたらく。全般的な美肌効果あり。

これだけ見ると、なんだか素晴らしい薬ですよね(^^)/

しかし皮膚を剥離させる作用があるので、塗ったところに赤みや皮むけが出てきます。アレルギーやかぶれではなく、薬の直接の作用です。(レチノイド反応

誰にでも起こるというわけではありませんが、レチノイド反応が出るということは効果も出やすいと考えられます。

レチノイド反応は美しくなるための肌の試練ですね。

 

ちょうどトレチノインクリームを1日1回塗り始めて、5日目の本日の顔の状態がこちら👇

 

汚くてスミマセン💦

肝斑、細かいシミ、くすみ、小じわなど たくさんありますが

それが分からないくらいにレチノイド反応が出ています

 

1日1回、洗顔後エムディアの化粧水をつけてから、トレチノインを塗り、その上にナビジョンのバリアクリームを塗っています。

こんなボロボロ肌でもしみたりしないエムディアはさすがだな~と思います。

今朝かゆくて、ついついゴシゴシ。。ほんとはこすってはいけません。

1度だけステロイドを塗りましたが、このくらいの反応ならぜーんぜん余裕で耐えられます。

 

通常のトレチノインはもっと激しくレチノイド反応が起きるものなのですが、

当院のトレチノインは「CDトレチノイン」といって、レチノイド反応を極力抑えたものになっています。

以前使用したトレチノインよりかなりマイルドな反応なので、がんばって続けますよ~

 

レチノイド反応(ビタミンA反応)・・・赤み、うっすら皮むけ。かぶれやアレルギーではなく、薬の直接の作用による反応。外用開始後4日目ころよりあらわれる。そのまま塗っていれば徐々におさまる。
当院のトレチノインは他のものよりレチノイド反応は起きにくいものを使用しているが、多少の皮むけや赤みは出るものなので使用を中止する必要はない。

 

しばらく、顔が荒れた状態で診療させていただきます。

このような事情ですので、お見苦しいですがよろしくお願いいたします<(_ _)>

 

 

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