現在予約中の方を除き、新規のみずいぼ処置の予約を当面休止することにいたしました。
今年の春のコロナ感染の拡大を受けて
当院のみずいぼ処置は完全予約制で行ってまいりました。
しかし、奏の杜がこどもの多い地区であること、
近隣にみずいぼを麻酔下に取ってくれるクリニックが少ないこと
などを理由に
当院のみずいぼ処置の予約は非常にとりづらく
3か月先まで予約が埋まっている状態となっています。
すぐにでもみずいぼ処置を希望される子供たちと親御さんには
大変ご迷惑をおかけしております。
待合室での混雑や、待ち時間をさけるため
金曜日午後の処置枠でご予約をうけておりましたが
無断キャンセルを含め、キャンセル率が非常に高く、
予約の方がどなたもいらっしゃらない日が多くなっています。
部屋と時間を確保し、患者様をお待ちしている側とすれば残念なことです。
キャンセルが多い原因として、みずいぼが自然治癒するものであること
予約が数か月先であることなどから
おそらく、予約はしたものの、みずいぼが自然に治ってしまった、もしくはあまり気にならなかった。。。
ということなのかもしれません。
近隣の皮膚科ではみずいぼをとらないクリニックが多いことや
無麻酔でいきなり液体窒素をあてられ、トラウマになったりする子供をみるたびに
地域の中で役割を果たす使命からみずいぼ処置を続けてきました。
コロナ以前は毎日4.5人はみずいぼ処置を行っていました。
しかしコロナ禍の中で、濃厚接触さけ、小さな子供に処置をするのは
十分に麻酔を効かせた状態で、絵本やおもちゃを使ってリラックスできる雰囲気をつくることが必要になります。
そのため、予約制でないと難しいのですが
予約のほとんどがキャンセルになる事態に、
本来みずいぼは自然に治ってしまうもの、必ず治療すべきではないもの
という原点にもどって考えては悩み、このような決断に至りました。
当面みずいぼ処置の予約は中止しますが
夏季にプールや水遊びを制限される場合
肌が弱く、みずいぼをひっかいて湿疹化してしまう場合に限り
保護者の方からお希望があれば処置を行うことにいたします。
皮膚科医になって20年ほど
ずっとみずいぼの処置を行ってきましたので
このような報告は、皮膚科医の職務を怠るようで心苦しく、まだ迷いもあるのですが
どうぞご理解いただきたく思います。
(今後みずいぼ処置再開、なんてこともあり得ます)
院長より