2016年2月19日
花粉症シーズン到来!
外来で「花粉症」というコトバをよく聞くようになりました。
毎年この時期になると、花粉症が原因の目のかゆみ、顔のかゆみ、鼻のかみ過ぎによる肌荒れなど、花粉症に随伴する皮膚症状で受診される患者さんが多くいらしゃいます。
これまで花粉症には症状を抑えるため飲み薬などで治療していましたが、2014年に新しいタイプのお薬のシダトレン(舌下免疫療法)が発売されました。
この方法は「減感作療法」とも呼ばれ、以前より皮下注射で行われていたのですが、このシダトレンは口の中に含んで投与しますので、痛みもなく自宅で治療をすることが可能です。
シダトレンの処方は許可制になっており、院長はその資格を持っていますので、通常の花粉症治療はもちろん、シダトレンでの治療も行うことができます。
ただし、治療が長期間にわたることや、すべての患者さんに効果があるというわけではないため、患者さんごとに正確な診断(検査)と十分な説明を行ってから、治療を行うかどうか決めることになります。
実際にシダトレンの投与を開始できるのは、スギ花粉のオフシーズンですので、6月頃の予定です。
クリニックがオープンして間もなく処方が可能となる予定ですので、ご興味のある方は開院後にお問合せください。またインターネットで製薬会社のサイトから情報収集が可能です。
なお処方の前にはスギ花粉のアレルギー検査(血液検査)が必要になります。