先週の土曜日になりますが
新しい抗アレルギー剤
ルパフィン
の発売記念講演会に出席してきました。
ホテルの会場を貸し切って
皮膚科領域だけでなく、耳鼻科や内科のドクターが全国から出席されていました。
ルパフィンへの期待がうかがえます。
抗アレルギー剤とは
蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみ、アレルギー性鼻炎(花粉症)などに処方する内服薬のことです。
すでに多くの患者さんにすでに処方していますが、治療効果も良好です。
ルパフィン錠の特徴は、
①『抗PAF作用』と、『抗ヒスタミン作用』を併せ持つ
PAFとは、血小板活性化因子のことで、アレルギー疾患の病態に深く関与しています。
ルパフィンは、抗ヒスタミン作用だけでなく、抗PAF作用も併せ持つことで、さらに強力な効果を発揮すると思われます。
②速やかに効果を発揮し、持続性がある
ルパフィンは効果が現れるまでの時間が短時間で、その後も持続して効果が続きます。
③倍量投与が可能
効果が不十分な場合、1日2錠(倍量)へ増量できます。
この1年の短い間に
ビラノア、デザレックス、ルパフィンと新しい抗アレルギー剤が次々に発売されました。
どのお薬も、効果が高く安全性が高いため、患者さんにおすすめできるものです。
ただ、抗アレルギー剤の効き方、眠気の有無などは個人差が大きく、ひとそれぞれ違います。
これまでに発売されていた抗アレルギー剤(アレグラ、アレロック、アレジオン、タリオン、エバステル、ジルテック、クラリチン、ザイザル、、、)どれもそれぞれに良い薬です。
また内服のしやすさ(1日1回なのか2回なのか、食後?食前?いつでもいいのか)も
あたりまえですが患者さんによってい違います。
診察をしながら、患者さんの希望を聞き、それぞれに合ったものを選ぶようにしています。
いずれにしても新薬の発売で、治療の選択肢が広がることはいいことですね。