ブログ|習志野市の奏の杜すずらん皮膚科|津田沼駅南口徒歩8分

クレナフィン発売3周年講演会 

今日は、クレナフィン発売3周年の記念講演会に行ってきました。

場所は東京ドームホテルです。

クレナフィンは爪白癬(爪の水虫)の初めての外用剤です。

ちょうど3年前に発売されたわけですが、

ひと昔前まで、爪白癬といえば内服薬を使わなければ治すことができませんでしたが、クレナフィンの登場で爪白癬の治療がガラッと変わりました。

内服薬はよく効きますが、併用できない薬が多くありますし、副作用をチェックするために血液検査も必要で、患者さんによっては内服薬を処方できないこともありました。

その点、外用剤ならば患者さんの負担はかなり小さくなります。

発売当初は、本当に爪白癬に外用剤が効くのかなぁ…と半信半疑だった私。

しかし、実際に処方してみると、予想よりずっと効果があることがわかって

今ではクレナフィンは当院での爪白癬のファーストチョイスになっています。

 

全国の皮膚科医に支持され、クレナフィンは現在日本で一番売れている外用剤になっているそうです。

すごいですね。

クレナフィンは高価なお薬ですので、爪白癬の診断に顕微鏡での検査が必要です。

実際に爪の異常を感じて、診察にいらっしゃる患者さんの半分くらいが、検査をしても菌は見つかりません。

つまり、爪の水虫かな?と思って、本当に爪水虫があるのは、半分くらいの患者さんです。

見た目で判断することは、皮膚科医でも難しいので、顕微鏡の検査は必須です。

もしかして、爪水虫?と思ったら皮膚科をかかってみてくださいね。

 

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