※小さなお子様には少量の指先採血で20分で結果が分かる「イムノキャップラピッド」を使ったアレルギー検査があります(原則5歳〜12歳、予約制)。
※小児の食物アレルギーの検査、減感作療法は行っておりません。
※遅延型フードアレルギー検査(IgG検査)は行っておりません。
※じんましんの原因をアレルギー検査で特定することはできません。
※金属アレルギー検査は18歳以上の方が対象です。
※舌下免疫療法(ミティキュア、シダキュア)の初回治療は、予約で行います。
※いずれのアレルギー検査も、症状やアレルギーの既往がなく患者様のご希望で行う場合は全て自費検査になります。
アレルギー科について

じんましん、アトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギー、金属アレルギー、接触皮膚炎(かぶれ)、など近年さまざまなアレルギー疾患が増えています。
アレルギー疾患は治療にとどまらず原因を明らかにすることも大切です。
当院では随時アレルギー検査(血液検査、パッチテストなど)を行っております。
主なアレルギー科の病気
じんましん
じんましんは一過性の血管外浮腫がおき、皮膚にみみず腫れ、ブツブツ(膨疹:ぼうしん)や赤み(紅斑:こうはん)が生じ、また、皮膚の神経に作用してかゆみを引き起こすものです。
数分~24時間以内に消えていく場合をじんましんと言い、4週間以内に治るものを急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんと言います。
じんましんの原因は、発汗、疲労、ストレス、日光、圧迫、寒暖差、細菌やウイルスの感染など様々で、一般血液検査等を行っても、慢性じんましんでは原因が特定できないことが少なくありません。
じんましんは治療がもっとも重要で、アレルギー検査は不要なことがほとんどです。
薬物療法
じんましんのもとになるヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬の内服が中心となります。抗アレルギー薬を組み合わせることもあります。
花粉症皮膚炎
花粉が飛散する時期になると、顔の肌が敏感になって、まぶた、頬骨、顎から首にかけての部分がカサカサし、痒みと赤みが見られる方がおられます。こうした症状の場合、たとえ鼻水やくしゃみ、目の痒みなどの花粉症の症状が出ていなくても、「花粉症皮膚炎」と呼ばれる疾患かも知れません。多くの方では、鼻水やくしゃみなどの一般的な花粉症の症状と同時に出るのですが、稀ながら皮膚症状だけが現れる方もおられます。
治療としては、保湿がベースになり、これだけでも症状が改善する方もいます。それでも痒かったり、湿疹が消えなかったりする場合は、保湿を講じた上で弱めのステロイドを塗り、炎症を抑えます。また、花粉症自体に対して抗アレルギー薬を内服することなどで、症状は改善します。
食物アレルギー
食事をした時に、体が食物(たんぱく質)を異物として認識し、自分の体を防御するために過剰な反応を起こすことです。
特定の食品(卵・乳製品・小麦・甲殻類・いくら・果物、ナッツ類など)を摂取することで、様々な症状(じんましん、おう吐、アナフィラキシー症状など)が出現します。
血液検査の結果が陽性イコール摂取できない、というわけではありません。
食物アレルギーの診断
その食品のIgE抗体が高いからといって、アレルギーがあるとは限りません。
(食物アレルギーの特異度は低く、偽陽性が多い)
問診により食品を食べた時の症状の有無を確認することが重要です。
食物アレルギーの治療
食物アレルギーの治療の基本は「除去療法」です。
乳幼児期の卵や乳製品、小麦などのアレルギーの場合は、必要最小限の除去をして、自然に食べられるようになるのを待ちます。アレルギーのある食べ物でも、少しの量が食べられるのであれば、むしろ食べているほうが、アレルギーが治っていくことが期待できます(アナフィラキシーなど重篤なアレルギー症状がある場合を除く)
かぶれ(接触皮膚炎)
なんらかの外的な刺激が肌に加わることで、接触した部分に紅斑や丘疹、あるいは水疱などが生じ、かゆみや痛みを伴います。
一般には「かぶれ」と呼ばれ、接触した部分のみにおこります。
接触皮膚炎には2種類がある
接触皮膚炎は、さらに「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分けることができます。刺激性接触皮膚炎は、原因物質に触れることで湿疹を起こします。原因物質が持つ刺激や毒性によってかぶれ、アレルギーには無関係なため、誰にでも起こりえます。
アレルギー性皮膚炎は特定の人に特定の原因物質(アレルゲン)に繰り返し触れることで湿疹が現れます。
接触皮膚炎の原因
刺激性接触皮膚炎の原因物質は刺激物や毒性をもつものです。例としては、毒性のある植物や虫の毒、強力なせっけんや洗剤などが挙げられます。
アレルギー性皮膚炎の原因は人によりそれぞれで、いろいろな物質が原因刺激となりえます。多いものとしては、植物(ウルシ、ギンナンなど)、金属*(ニッケル、コバルト、クロムなど)、化粧品、洗剤、シャンプー、衣類(下着、手袋など)、薬剤(湿布、軟膏など)などが挙げられます。
*金属アレルギー:同じ金属の接触を繰り返すうちに、溶け出した金属イオンが免疫の働きによって異物として認識・記憶され(感作)、また同じ金属に触れた際にアレルギー反応を起こしてしまうこと。
接触皮膚炎の治療
湿疹が現れたら、まずは原因物質を特定することが肝心です。
薬剤による治療法としては、ステロイド外用薬などの塗り薬と抗ヒスタミン剤の服用が効果的です。
アレルギー検査について

当院では、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどでお困りの方に対し、アレルギーの血液検査(IgE-RAST検査)を随時行っています。
調べたいアレルゲン(特定の食品や花粉、ダニなど)のみについて検査することもできますし、幅広く主要アレルゲンを一度に調べられるセット項目もあります。
また接触皮膚炎(かぶれ)の原因を調べる方法としてパッチテストを行っています。 金属アレルギーの有無は、皮膚に17種類の金属の試薬を貼り付ける金属パッチテストが可能です。
アレルギー症状がある場合は健康保険が適用されます。
症状がないが検査を希望される場合はすべて自費検査になります。
1.アレルギーの血液検査(IgE-RAST)
- 調べられるアレルゲン
- ダニ、ハウスダスト、花粉、動物、カビ、食物(卵、牛乳、小麦、エビ、カニ)など
ダニやハウスダスト、花粉などのアレルギー検査はある程度信頼性がありますが食物アレルギーについては参考程度の結果となります。
IgE-RASTで特定の食物について高い陽性反応を示しても実際には問題なく食べられることはよくあります。
特に小児の食物アレルギーについては実際にその食品を食べてみて反応があるかどうか、ということが診断にとって重要だと思います。
※当院では小児採血は施行しておりません。
※小児の食物アレルギー検査は行っておりません。
※小さなお子様(5~12才)には、20分で結果が分かる「イムノキャップラピッド」を使ったアレルギー検査もあります。
じんましんの場合、検査は原因の特定に至らないことが多く通常アレルギー検査は行いません。
2.皮膚テスト(パッチテスト)
「かぶれ」の原因を調べるための検査です。
- 調べられるアレルゲン
- 金属
パッチテストの方法
- 1.検査当日
- 背中や上腕に調べたい物質をパッチテスト用に作成したフィルムを貼ります。
48時間貼り付けたままにします。 - ▼
- 2.判定
- 48時間後(2日目)、72時間後(3日目)、必要に応じ1週間後に行います。
※パッチテスト初日(試薬を貼り付ける日)は火曜日と土曜日になります。判定日が決まっているため、スケジュールをたてて行う必要があります(完全予約制)。受診当日の検査は行っておりません。
※来院が必要な曜日
火曜日に試薬を貼った場合・・・(火曜日)・木曜日・金曜日・翌週火曜日
土曜日に試薬を貼った場合・・・(土曜日)・翌週月曜日・翌週火曜日・翌週土曜日
診療内容
医院概要
- 医 院 名
- 奏の杜すずらん皮膚科
- 所 在 地
- 千葉県習志野市奏の杜2-4-26
- 電 話
- 047-477-3311
(受付時間 11:00~13:00/15:30~17:30) - アクセス
- JR津田沼駅南口徒歩8分
京成本線「谷津駅」南口より徒歩11分 - 駐車場
- 駐車場 4台分有り
- 診療科目
- 一般皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科 美容皮膚科
- 休 診 日
- 水曜日・土曜午後・日・祝日
※駐車場に関して
近隣店舗(特にピーターパン様、セブンイレブン様)の駐車場のご利用はお控えください。
診療 時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・ 祝 |
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10:00~ 13:00 |
● | ★ | ― | ★ | ● | ■ | ― |
14:30~ 17:30 |
● | ● | ― | ● | ▲ | ― | ― |
★… 院長と亀田医師(男性)の2診体制
★… 院長と安部医師の2診体制
▲… 手術、処置、美容施術などの予約診療のみ(外来受付なし)
■… ネット順番受付のみ。平日と異なり直接来院による受付なし。
※午前午後ともに、診療時間の15分前に院内での受付を開始します。
【院内受付時間】9:45~13:00/14:15~17:30
※当日の診療の順番をインターネットで取ることができます。
【ネット順番受付時間】
午前の診療 7:00~12:30
午後の診療 7:00~17:00
お問い合わせの際は、まずこちらの「よくある質問」をご確認ください。