美容形成外科
美容形成外科では、眼瞼下垂症・二重まぶた形成・眉下リフト等の手術を行っています。目が開けづらくなった・まぶたが重い・目を二重にしたいなどのお悩みを形成外科専門医が担当いたします。ご相談・手術は毎月1~2回程度(不定期)で完全予約制となります。
こんな症状に
- まぶたが重い、開きにくい
- 上下まぶたのたるみ
- 二重まぶたにしたい
- 逆さまつ毛がある
- 疲れ目、頭痛
「まぶたが重い、開きにくい」といった症状の原因には様々なものがあり、原因は一つとは限りません。
まぶた自体の開きが悪くなり、たるみのために視野が狭くなると、目は、他の筋肉を使ってまぶたを開こうとし始めます。代表的なものは、眉毛を上げる額の筋肉である前頭筋に、過剰に力を入れるようになります。また、顎を上げて上を覗き見るような格好をとるようになり、姿勢も悪化していきます。
その結果、肩こり、頭痛、偏頭痛、腰痛など、眼精疲労など、さまざま不調の原因となります。形成外科専門医が診察し、それぞれの患者様に必要と考えられる治療法やその組み合わせ、効果についてご説明いたします。症状や治療内容によっては、自費治療となります。
保険診療と自費診療の違い
眼瞼下垂などの症状が病的であると医師が判断した場合は、保険診療で行うことができます。
仕上がりの大まかな希望(ひとえまぶたのままが良い、ギョロ目になりたくない、など)はお伝えいただいた上で、二重の幅や形などは、術者にお任せいただきます。
仕上がりに美的なこだわりがある場合は自費診療をお勧めします。
自費診療の場合は、二重の幅や形、なりたいイメージについて十分なカウンセリングの上で、患者さまの理想に近い治療を心がけます。イメージ写真などをお持ちいただいても構いません。
挙筋前転術(眼瞼下垂の治療)- 保険
- 自費
眼瞼下垂とは、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)が緩んだり外れて、まぶたが上がりにくくなった状態をいいます。原因には、まぶたを擦ること、コンタクトレンズの長期使用、生まれつきの一重(ひとえ)まぶたなどが挙げられます(当院では、生まれつきの眼瞼下垂については、手術を行なっておりません)。
具体的な症状
下記のような悩みや症状は、眼瞼下垂症があるために、無意識のうちに額の筋肉を使ってまぶたを無理やり上げることが原因で起こっている可能性があります。
- まぶたが重く、開きにくい
- なぜか頭痛や肩こりがひどい
- おでこにシワが増えた
- 眉毛を上げるクセが強い
- 表情がいつも眠そう
- 上の方が見えにくい
- 上まぶたがくぼんで、老けて見える
考えられる主な原因
- ①加齢によるもの
- ②長期間にわたるコンタクトレンズ装着によるもの
- ③まぶた以外の原因によるもの(重症筋無力症、眼窩腫瘍、脳疾患、糖尿病、先天性 など。)
- ④先天性
※当院では先天性眼瞼下垂の手術は行っておりません。
手術の内容
二重ラインで皮膚を切開し、眼瞼挙筋やミュラー筋などまぶたを引き上げる役目の筋肉を、短縮して固定します。目の開き具合を鏡で確認していただき、違和感のないご希望の位置で調整します。過剰な手術はドライアイの悪化や違和感などの原因になることがあるため、やや控えめな位置をおすすめしています。所要時間は約60~90分程度です。
【二重ラインについて】
保険手術では、二重ラインは、術者の経験から最も自然でまぶたになじむ形にデザインします。一重まぶたの印象を変えずに眼瞼下垂を改善することも可能です。また、患者様が、二重ラインに具体的な要望をお持ちの場合は、ご希望に沿うよう時間をかけて話し合います(この場合、費用は自費となります)。
手術によって生じる可能性がある症状
すぐに対応が必要になる症状:持続する出血・感染
時間の経過とともに軽快する症状:発赤・腫脹・紫斑(内出血)・目ヤニ・就寝時の兎眼…7~10日間
つっぱり・縫合線の赤み・二重のむくみ・三重まぶた・左右差・涙の増加…1~3カ月間
違和感・ゴロゴロ感…3カ月~
長期に渡る可能性があるもの:まぶしさ・乾燥(ドライアイ)・視力や乱視の変化・再手術が必要な左右差・瞼縁の形・眼瞼痙攣・頭痛・強い違和感など。
必要に応じて修正手術、元に戻す治療をお勧めする場合があります。再手術は十分待機して傷が柔らかくなってから行います。ただし治療には限界があることをご理解ください。
眉下リフト手術(上まぶたのたるみとり)- 自費
上まぶたの皮膚が加齢によって伸びて垂れ下がってくると、疲れて老けた重い印象を受けるようになります。
さらに、このたるみが目にかぶさると視野が狭くなるため、無意識のうちに眉毛を釣り上げて目を広げるようになります。そのため、額〜頭にかけての疲れ、額のシワ、頭痛の原因となります。上まぶたのたるみを解消することで、見る機能と見た目の印象が良くなるだけでなく、頭痛や額のシワも同時に改善します。
具体的な症状
- 加齢を原因とする上まぶたのたるみ
- まぶたの重さが気になる
手術の内容
症状や皮膚の厚みによって、もっとも自然に仕上がる術式を選びます。所要時間は、約90分です。
- ①まぶたの皮膚が厚い方
眉毛の下縁に沿って余分な皮膚を切除し、リフトアップします。傷跡はいずれ眉毛になじむので、ほとんど目立ちません。二重ラインが変わらないので自然な仕上がりですが、印象を変えたい方は重瞼術を追加します(別料金)。 - ②まぶたの皮膚が薄く、二重ラインを変更したい方
新たに二重ラインをデザインし、ライン上で余分な皮膚も同時に切除します。 - ③眉毛と目の間が狭い方(眉毛が下がっている方)
眉毛の上縁に沿って余分な皮膚を切除し、リフトアップします。毛流に平行に切るので、眉の変形を来たしません。
手術によって生じる可能性がある症状
すぐに対応が必要になる症状:持続する出血・感染、目の奥の激痛、視力の低下。
時間の経過とともに軽快する症状:発赤・腫脹・紫斑(内出血)・目ヤニ・就寝時の兎眼…7~10日間
再手術を必要とするもの:明らかな、皮膚や皮下脂肪の取り残し・取りすぎ(兎眼)
必要に応じて修正手術、元に戻す治療をお勧めする場合があります。再手術は十分待機して傷が柔らかくなってから行います。ただし治療には限界があることをご理解ください。
二重まぶた形成手術 埋没法 (チェーンステッチ法)- 自費
手術の内容
まぶたの裏側に針を通さないため、まぶたへの負担の少ない安全かつ自然な仕上がりで、若い方にも適しています。鏡を見ながら二重のラインを決め、点眼麻酔と、細い針で皮膚に局所麻酔をします。ライン上に3〜4箇所、小さな穴を開け、細い糸を、「真皮 > 眼輪筋 > 皮下脂肪 > 瞼板」の順に鎖編みをしながら繋ぎ合わせ、最後に結んで終了です。
- 手術時間は約15分(術前カウンセリングと術後冷却時間を合わせて1〜1.5時間)です。
- 術後すぐに、コンタクトレンズ装着が可能です。
- 翌日から、洗顔、メイクが可能です。
- 1ヶ月後の検診までに二重が戻った場合、無料で再手術を行います。
手術の注意点
軽い内出血をきたすことがありますが、数日で消えます。施術当日は、入浴・激しい運動を避けて、冷却してください。 術後1ヶ月間は、まぶたを強くこすったり裏返したりしないでください。
二重まぶた形成手術 切開法- 自費
330,000円(税込)~
自然な二重のラインを半永久的に保つことができます。ご希望の二重ラインに合わせて切開の上、余分な脂肪や皮膚を切除します。埋没法で二重になりにくい方(分厚いまぶた、皮膚のたるみなど)や、三重まぶたの方に適しています。
- 手術時間は約90分です。
- 当日はガーゼを当ててお帰りいただき、翌日外来で消毒をします。
- 術後5〜7日目に抜糸をします。
手術の注意点
内出血と腫れを来しますので、抜糸までの間、メガネなどで隠してお過ごしください。二重ラインに一致して軽い凹凸が残ったり、ラインが浅くなることがあります(その際、無料で追加治療を行います)。ご希望の二重ラインデザインによっては、目頭切開術や挙筋前転術など、別手術をお勧めする場合があります。
手術の注意点
軽い内出血をきたすことがありますが、数日で消えます。施術当日は、入浴・激しい運動を避けて、冷却してください。 術後1ヶ月間は、まぶたを強くこすったり裏返したりしないでください。
治療の流れ
- ①院長による診察・カウンセリング
- ②手術担当医師による診察、および手術予約
- ③術前血液検査、手術に関するオリエンテーション
- ④手術
- ⑤翌日消毒、診察
- ⑥抜糸(5~7日目)
- ⑦術後検診(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年)
手術後の注意事項、過ごし方(すべての手術に共通)
- 手術当日は、患部を隠すために、メガネや帽子などをお持ちください。
- 目を擦らないように気をつけてください。
- 手術当日は、患部をよく冷やして、安静に過ごしてください。また、出血や腫れを抑えるために、運動、飲酒、湯船で温まる、などは控えてください。
- 手術翌日から、シャワーや洗顔が可能です。患部を流水でよく流し、処方された軟膏を1日数回塗布してください。
- 腫れは、手術翌日をピークとして、徐々に軽減します。
- 5~7日目の抜糸に、お越しください。
- 傷あとは、最初の3ヶ月間は赤みを帯びて硬く感じますが、その後は徐々に改善し、術後6ヶ月ほどで柔らかく馴染んできます。また、術後のアンバランスは、多くの場合この頃には自然に改善します。
手術の申し込み
手術について関心がおありの場合は、医師の診察を受けていただき、適応を判断したうえで、美容形成外科(朝蔭医師)のカウンセリングをうけていただきます。
手術は、それぞれの患者様に最適と考えられる方法を、ご提案いたします。
症状、ご要望、患者様の生活状況(ご職業、習慣、スケジュールなど)、許容できるダウンタイム期間などを参考に検討します。場合によっては、複数の治療の組み合わせや、また、同じ症状の患者さまであっても、別の方法が望ましいこともあります。
料金表
手術 | 料金(税込) | 所要時間(目安) |
---|---|---|
挙筋前転術(眼瞼下垂の治療) | 【保険】¥43,200円(3割、両眼) | 90分 |
【自費】¥330,000~ | 120分 | |
眉下リフト手術 | 【自費】¥330,000~ | 90分 |
二重まぶた形成手術 埋没法 | 【自費】¥135,000~ | 30分 |
二重まぶた形成手術 切開法 | 【自費】¥220,000~550,000 | 60~120分 |
※所要時間以外にデザイン、術後安静時間などが必要となります。状況によって前後します。
※術中使用薬剤、術後の投薬は別途費用を申し受けます。
※自費手術の場合、手術日が決定したときに内金と術前検査費用の33,000円(税込)を申し受けます(いかなる場合もご返金には応じかねます)。
※二重まぶた形成術(切開法)で、たるみのないまぶたの場合は220,000円となります。症状やご希望に合わせて、挙筋前転、脱脂、眼瞼陥凹修正、平行型二重作成(Z形成術)などの追加手技が必要となり、治療費が変わります。
手術に関する一般的なリスク
腫れ | 手術翌日が腫れのピークで、その後徐々に軽減します。 |
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出血、内出血 | 術中〜術後の出血のため青あざが生じますが、約10日間で吸収されます。コブのように血が溜まる血腫が生じた場合は、治癒に約1ヶ月を要します。抗血小板薬を内服中の場合、リスクが上がります。 |
感染 | 非常に稀ですが、糖尿病や免疫不全の場合、そのリスクは上がります。 |
傷の離開 | 患部を強く擦ったりぶつけると、傷が開きます。術後1ヶ月間は、激しい運動を控えてください。 |
瘢痕(傷あと) | すべての皮膚切開創には、多少の傷あとが残ります。 |
肥厚性瘢痕(ケロイド) | 傷あとが赤く硬く肥厚する事があります。遺伝性のため予防は困難ですが、治療法が存在します。 |
色素沈着 | 傷あとにメラニン色素が沈着することがあり、日本人、紫外線、慢性刺激が要因になります。術後美白剤の外用、遮光、テープなどのケアで、色素沈着を抑える工夫をします。 |
アレルギー、かぶれ | 使用薬剤、金属、テープ、外用剤に対してかぶれることがあります。 |
まぶたの治療に特有のリスク
目の閉じにくさ | 手術の影響によって眼輪筋が一過性の麻痺を起こし、まぶたを閉じにくくなることがあります。術後数ヶ月で徐々に回復します。 |
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視力や乱視の変化 | 角膜を覆うまぶたの状態が変化することによって、本来の視力が顕在化したり、変化したりすることがあります。術後約6ヶ月で戻ることが多いですが、残った場合は、メガネなどで矯正をはかります。 |
左右非対称 | 人間の体はもともと非対称なので、術後も多少の非対称は残存します。 |
ふたえ線の曖昧化や乱れ | 二重(ふたえ)の線が、予定通りの位置に固定されないことがあります。症状に合わせて、修正治療を検討します。 |
眼脂(目ヤニ)や流涙 | 術後4ヶ月程度で落ち着きます。点眼薬や眼軟膏で対応します。 |
眩しさ | 慣れるまでは、サングラスなどをご使用いただきます。 |
むくみ | 通常は、術後半年程度で落ち着いてきますが、残る場合もあります。 |
ものもらい、霰粒腫(さんりゅうしゅ) | まぶたの毛包や脂腺の炎症です。長引く場合は、切開処置を行います。 |
稗粒腫(はいりゅうしゅ) | 皮膚瘢痕に生じやすい白い小丘疹で、毛穴に詰まった角栓です。 |
縫合糸の露出、膿瘍 | 皮下縫合に用いた糸に対する異物反応です。露出した場合は、小切開で摘出します。 |
目の違和感 | 初期の4ヶ月程度は慣れずに、目がしょぼしょぼ感じることがありますが、傷が柔らかくなる約半年後には落ち着いてきます。 |
まぶたの知覚異常 | 手術部位に一致して、一過性の知覚麻痺を来すことがあります。4ヶ月目には徐々に落ちついてきます。 |
低矯正、過矯正 | 半年経過観察して改善しない場合は、修正手術の適応となります。 |
眉毛の下垂と顔貌の変化 | 眉毛を挙上して見る必要がなくなると、眉毛は下垂します。それに伴い、眉と目の間が狭くなり、顔つきが変わったように見えることがあります。 |
まぶたアーチの変形 | まぶたの上縁が綺麗な弧を形成しないことがあり、再手術の適応となります。 |
眼瞼下垂の再発 | 手術経過が順調であっても、将来、下垂が再発することがあります。症状によって、再手術の適応となります。 |
眼瞼けいれん | 潜在的な眼瞼痙攣が、術後に顕著となる場合があります。ボツリヌス毒素治療を検討します。 |
希望の形態との差 | 自費治療の場合は、無料で再手術を行います。デザインの変更には対応しておりません。 |
診療内容
医院概要
- 医 院 名
- 奏の杜すずらん皮膚科
- 所 在 地
- 千葉県習志野市奏の杜2-4-26
- 電 話
- 047-477-3311
(受付時間 11:00~13:00/15:30~17:30) - アクセス
- JR津田沼駅南口徒歩8分
京成本線「谷津駅」南口より徒歩11分 - 駐車場
- 駐車場 4台分有り
- 診療科目
- 一般皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科 美容皮膚科
- 休 診 日
- 水曜日・土曜午後・日・祝日
※駐車場に関して
近隣店舗(特にピーターパン様、セブンイレブン様)の駐車場のご利用はお控えください。
診療 時間 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・ 祝 |
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10:00~ 13:00 |
● | ★ | ― | ★ | ● | ■ | ― |
14:30~ 17:30 |
● | ● | ― | ● | ▲ | ― | ― |
★… 院長と亀田医師(男性)の2診体制
★… 院長と安部医師の2診体制
▲… 手術、処置、美容施術などの予約診療のみ(外来受付なし)
■… ネット順番受付のみ。平日と異なり直接来院による受付なし。
※午前午後ともに、診療時間の15分前に院内での受付を開始します。
【院内受付時間】9:45~13:00/14:15~17:30
※当日の診療の順番をインターネットで取ることができます。
【ネット順番受付時間】
午前の診療 7:00~12:30
午後の診療 7:00~17:00
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