皮膚外科（手術）｜習志野市の奏の杜すずらん皮膚科

※当院で用いている縫合糸、
局所麻酔薬、手術セットなど

当院では、日帰りでできる局所麻酔手術を行っています。
手術日は金曜日の午後のみですが、年間約150例の手術を行っています。

対象疾患は、ホクロ、粉瘤、皮膚線維腫、血管腫などの良性疾患が多いですが、基底細胞がんや有棘細胞がんなどの悪性腫瘍も数例の実績があります。

院長の出身大学は皮膚悪性腫瘍を専門に扱っていましたので、ダーモスコピーを用いた悪性腫瘍の診断および皮膚生検などは比較的得意です。
ただし、全身麻酔が必要な大きな腫瘍や、全身検索が必要な悪性腫瘍（悪性黒色腫や悪性リンパ腫）などは原則として大学病院に紹介しています。

また小児や、若い女性の顔面のできもの等、できるだけ傷跡を残したくない場合は近隣の形成外科を紹介しています。

気になるできものがある場合は、まず外来を受診してください。
診察をした上で、手術の適応について判断します。
患者さんが手術を希望された場合、日程を決めます。（完全予約制）

手術の前に、術前の血液検査（血算、感染症）を行います。
現在内服中のお薬がありましたら、手術に影響する場合があるため持参してください。

• 出血や縫合不全、創部離開、術後感染、皮下血腫などの可能性があります。
• 傷跡（瘢痕）を残すことがあります。
• きわめてまれに局所麻酔アレルギーを起こす可能性があります。

※傷跡について
手術をした場合、傷跡が残りますかという質問を受けることがあります。
率直に言うと、傷が残らない手術というものはなく、傷は必ず残るものと考えてください。
ただなるべく目立たないよう、丁寧に縫合するようにと心がけています。
術後に傷が落ち着くのは3～6か月ほどかかりますが、そのころにはよく見ると、うっすらと白い線が見える、くらいになります。
傷跡の目立ちやすさは、術後の処置や、ご本人の体質も大きく影響します。
手術後は翌日よりシャワーで洗い流し、軟膏を塗布していただきます。消毒は必要ありません。
（これを怠ると、傷跡が目立ったり、感染を起こすことがあります）
またケロイド体質がある方は、形成外科での手術をお勧めしています。

手術の翌日、診察を受けていただき、傷の状態を確認します。
問題なければ当日夜よりシャワーができます。その後は1日1回、傷を洗ってから軟膏をつけた絆創膏をはっていただきます。
およそ1週間後に抜糸をしますので来院してください。

手術で摘出した検体はすべて病理組織検査に提出しています。この検査で「できものが何か」の確定診断がでます。
抜糸の際に検査結果をお伝えし、特に問題なければ終了です。

手術は保険適応です。
通常の良性腫瘍の場合、手術当日の支払いは¥7,000～¥10,000ほどです。（悪性腫瘍、血管腫をのぞく）